骨盤のゆがみの原因は?

 

骨盤の歪みの原因として、無意識に身体の片側だけを特に使っている場合が多いです。

 

骨盤は一つの大きな骨のように思われがちですが、非常に複雑な形をしていて、複数の骨によって「骨盤」と呼ばれています。

 

その複数の骨はそれぞれが連動して柔軟に動きますが、片寄って身体を使ったり、無理な姿勢を続けることが原因で歪みが生じてしまいます。

 

例えばバッグをいつも同じ側に肩にかけているとか、いつも同じ側を向いて寝ている、長時間椅子に座った仕事を続けている、足を組む時はいつも同じ足が上になっている等など、無意識に骨盤が歪む原因をつくっています。

 

最近お越し頂いたお客様の中には、バレーのスパイク時の着地やバスケのシュート時の着地、効き足で蹴るサッカーボールなど、片側だけを集中して使ってしまうことが原因と思われるケースも。

 

健康のために身体を動かそうとか、昔やってたスポーツをまた始める場合など、運動不足による筋力低下や加齢などを考慮して骨盤に歪みを生じさせないように無理は禁物です。

 

そして歪みは放置してしまわずに早期に矯正したり、筋力低下を解消したりすることで悪化させないように気をつけてください。

 

 

骨盤のしくみと歪みが原因による体への影響

 

骨盤は身体の中心に位置することはご承知の通りだと思います。

 

骨盤上部は上体を曲げ動かしたりする背骨につながり、下部は歩く・走るなどの動作を可能にする股関節にそれぞれがつながっていて、いわば全身運動の土台の役割をしています。

 

また内部には膀胱、大腸・小腸、女性では子宮、男性では前立腺などがあり、それらを包み込むような形をしています。

 

形成は大きく分けると第五腰つい、仙骨、尾骨、かん骨の4つの部分に大別され、それぞれが間接で繋がっています。

 

女性の場合は、生理や出産が骨盤と深い関わりがあり、上から見ると空洞があり、出産時にはそこが産道になります。

 

この骨盤はいわば「家の土台」と同じ働きで、土台が歪むと家も傾いていろいろな所に影響を及ぼしてしまうように、骨盤も同じで、さまざまな骨と連動しているため、歪みが色々な症状に結びついてしまいます。

 

ではこの骨盤が歪むとどういう症状があるのでしょう?

 

ぽっこりお腹(内臓下垂)・便秘や下痢

 

 骨盤が歪むと内臓の位置が下垂してしまい働きが悪くなり代謝機能が衰えてしまう。

 

 生理不順・生理痛

 

 子宮と卵巣は窮屈な状態となり、正常な働きができなくなりホルモンのバランスを乱します。

 

 冷え性

 

 歪みから起こる血液の循環の悪さが体内に疲労物質を蓄積し、全身の血行が悪くなり筋肉が固まり、その結果冷え性につながります。

 

 股関節痛

 かかる重心が股関節の片側に集中してしまう

 

腰痛・肩こり

 歪みにより傾いた姿勢を無意識に元に戻しているため常に緊張状態になって います。

 これが慢性的に続くことで疲労が溜まり、筋肉や組織が傷つき腰痛や肩の筋肉に強ばりや痛みを引き起こします。

 

 顔のむくみ

 頭蓋骨の中の後頭骨は骨盤と連動しています。骨盤は呼吸と共に少しだけ開閉しており、それに合せて後頭骨もかすかに動いています。

 

 骨盤がゆがむと開閉がうまくいかず、後頭骨の動きも悪くなります。結果、首の後部やあごの筋肉が緊張し顔全体の筋肉も固くなります。ゆえに顔にむくみを感じたりします。

 

 

あなたはどうでしょうか?

 

上記の症状は「骨盤の歪み」からだけとは一概には言えません。が、少なくとも引き金になっていることは否めません。

 

下がった内臓は矯正後には元に位置に戻ったり、腰痛・股関節痛は、施術後には痛みが改善、生理痛が無くなった、あごのラインがすっきり等々、皆さんの感想です。

 

「骨盤」って大事ですねっ。

切に感じます。!!

 

※骨盤歪みチェック

 

1.左右の肩の高さが違う

 
2.腰の骨(骨盤)の高さが違う 


3.お尻が大きく後ろに突き出ている 


4.最近お尻が垂れてきた 


5.下半身に比べ上半身が貧弱である 


6.スカートが回ったり、ズボンが良くずれる

 
7.座り仕事や立ち仕事で長時間同じ姿勢でいる

 
8.運動やストレッチはほとんどしない 


9.靴の外側ばかり減る

 
10.歩いていると、何もないのによくつまずく 


11.片脚に重心を掛けて立つ癖がある

 
12.脚が浮腫む(むくむ) 


13.疲れだるさを感じ、肩こり・腰痛が取れにくい

 
14.生理痛がひどい

 

 

肩こりの原因

 

  肩こりには様々な原因があるのはご承知だと思いますが、こりを感じるのは痛みを感じる「筋肉の疲労」ですね。

 

この「筋肉の疲労」はどこに感じてるのか?

 

また疲労・痛みの場所はどこか?

 

まずはこりを引き起こす原因として

 

無理な姿勢・不良姿勢


-机と椅子のアンバランス


-足を組んだり、前かがみでのデスクワーク


-枕が合わない(高すぎたり柔らかすぎる)


-首が下がり、下をむいたような姿勢


-寝転がってTVを見る

 

肩こりをおこしやすい体形


-肥満


-なで肩


-猫背


-弱い筋肉

 

心因性のストレス


-日常生活で悩みや不安、怒りを感じる


-完璧主義(人一倍責任感が強く、真面目で几帳面)


-精神的に緊張した状態が続く


-内向的な性格


-うつ病

 

眼精疲労 目の疲れ


-眼鏡・コンタクトレンズがあわない


-長時間パソコンのディスプレーを凝視している=「テクノ依存症」「テクノ不安症」


-パソコンのディスプレーが不適切


-室内が乾燥している

 

背骨や関節の異常


-肩のこりとともに、「痛み」「痺れ」を感じる


-腕があがらない


-首を後ろや横に倒したりすると痛みが強くなる


-歩行障害


-便秘・排泄障害


-物がつかみにくい・握力が弱くなる

 

等々、挙げればまだまだあるのですが…。

 

  肩をつかさどっている筋肉群が本来のニュートラル状態(なにも干渉されていない状態)から何らかの影響を受けて筋肉が無意識に固く緊張して、自力ではゆるめられなくなった状態になっています。

 

これですね。

 

  固く緊張し、凝り固まった筋肉は、緊張したままゆるまないので、内部の血管は常に圧迫されて、酸素や栄養は欠乏気味になります。

 

  また代謝物や老廃物が蓄積しやすく、そんな代謝物の一部が筋肉外に染み出て神経を刺激することで、凝りの症状が起きると考えられています。

 

  痛みの物質は乳酸やその他、痛みは筋肉のうっ血によって溜まった物質が痛みを起こしています。

 

疲労と痛みの場所は、僧帽筋です。

 

僧帽筋は首・肩・背中を結んだ菱形状の筋肉です。

 

この筋肉が短縮して血液の流れが悪くなり、乳酸が溜まって痛みを感じます。

その僧帽筋を萎縮させたのは大胸筋の萎縮が原因です。

 

ではなぜ大胸筋が…、と、巡りめぐった連鎖です。

大胸筋を委縮させているのは上記などが原因になります。

 

その連鎖は、

 

僧帽筋が萎縮するとまずは肩甲骨が動かなくなります。

 

肩甲骨は、肩甲挙筋、更には前鋸筋にも影響を及ぼします。

 

いわば肩甲骨を動かなくしている筋群です。

 

  また僧帽筋は広背筋(肩より下、背中から腕につながっている筋肉)と繋がっていて、この僧帽筋と広背筋は拮抗関係にありますので、僧帽筋が伸びなくなると広背筋の動きも阻害されます。

 

  広背筋が伸びなくなると腕が上がらなくなり、上がらないと肩甲骨は固着し、僧帽筋がもっと上げようとすると更に僧帽筋が固くなる。

 

  さらに広背筋は骨盤にも繋がっていますから、肩こりの原因から~骨盤まで影響を及ぼします。

 

またその逆も然りです。

 

何らかの原因で骨盤を歪ませた場合、広背筋→僧帽筋→大胸筋になります。

いずれにしても、身体的バランスを歪ませることにより肩こりが起こってしまいます。

 

  肩のこりを解してもらったのに2~3日で元に戻ってしまったなどは、凝ってる部分だけをほぐしていて、肩こりの原因箇所までは、ほぐし・調整していないからでしょう。

 

まずは肩の左右のバランス、肩甲骨の左右の位置、骨盤の位置、顔の左右バランスを診て原因個所を探る必要があります。

 

全てのバランスが良いのに肩が凝るというのであれば、別因子を探る必要があります。

 

 

顔にセルライト?

 

「最近鏡を見るたびに感じるんだけど…、、顔が大きくなったかなぁ~。まぶたが腫れぼったい、ホウレイ線がくっきり出てきた、首回りが太くなってきた」

 

などの変化を感じている方、とりあえず顔のあちこちをちょっとつまんでみてください。

 

つまむところは、頬、頬骨の上、まぶたの上、眉毛、あごの先端、エラ部分など、

 

触った時に

 

シコリみたいなのがある


つまむと痛い

 

などは脂肪分や老廃物がまとわりついてセルライトになっている証です。

 

セルライトは顔にも付くんですよ。

 

それと頭皮にも…。

 

これはほぐすしかないんです。

 

ほぐして流さないと自然には取れない厄介ものです。
でもほぐしかたによってはちゃんと流れてくれるです。

 

テレビで観察してみると、タレントさんはアゴのラインがスッとしてますね~


小顔にも見えるのは、シャープなアゴのラインのせいでしょう。

 

はっきり分かるのは韓国のタレントさん達。

 

さすが美容に関心の高いお国だけあって、韓流スターさん達は見事なまでのアゴのラインで、とってもシャープです。

 

この皆さんは間違いなく努力されていることでしょう。

 

最近は男性の顔コリの希望者が増えてきました。

 

これは時代の流れでしょうか?

 

男性も自分の顔に対しての「美意識」が生まれるのは大変いいことですね。

 

美意識は年齢関係ないですから。

 

私も時々ごしごしやってます~。

 

顔コリの施術は、

 

 まずは首のリンパを柔らかくします。


 ここが固いとほぐした老廃物などが流れてくれません。

 

 首がほぐれたら次はハンドでお顔を十分マッサージします。


 次はカッサ板(※)でごしごしセルライトを解していきます。


 カッサ板で解したら、またハンドでマッサージしながら首へと流していきます。

  

※カッサ板とは(刮莎)
カッサ療法は鍼や灸と同じくらいの歴史のある治療法で、中国では数千年前から行われていたと言われています。
 現在でも、中医学において疾病予防・健康維持・美容などに幅広く利用されています。
 刮(カツ)は「こする」という意味で、カッサ板によって身体をこすること滞っていた流れを改善し、気血の流れを整えて体全体の機能を活性化させ、体内に蓄積された毒素の排出を促します。

 

ここまですると、顔全体が締まってきて、アゴのラインもすっきりと出てきます。

 

施術後に皆さんの鏡を見たときの驚きが嬉しいです。

 

後はセルフマッサージでキープしてください。

 

ご自宅用にカッサ板の代わりに陶器のレンゲ(スープ用ですが差し上げています)が代用できるのでやり方をお教えしています。

 

本来のスッキリしたご自分の顔を取り戻してください。

 

 

あなたの顔のコリは…、大丈夫ですか!?

 


坐骨神経痛と骨盤

  

 坐骨神経痛でお悩みの皆さんの中に、「骨盤の歪みが原因です」と診断された方はいらっしゃいますか?

 

おそらくいないでしょうね。

 

そもそも坐骨神経痛というのは、病名ではなく「症状」の表現です。

 

 これは坐骨神経が圧迫されることによって生じる「神経痛」を総称して坐骨神経痛と整形外科の先生がたの表現です。

 

 坐骨神経とは、腰から骨盤、お尻を通って足先にまで伸びていて、鉛筆大の太さの神経です。

 

 坐骨神経症と診断される経緯として、ある整形の先生が一般論として記していますが興味深いです。

 

 「多くの病院では最初にレントゲン検査やMRI等の検査を行います。検査の結果、腰部椎間板ヘルニアやすべり症、変形性腰椎症等の異常があれば「あなたの痛みやしびれの原因は○○です」ハッキリと言えるのですが、画像上異常がなく原因がわからない場合が多々あります。

 しかし患者さんを前にしてわかりませんでは格好がつきませんので、医師は痛みがちょうど坐骨神経のある場所なので「あなたの痛みは坐骨神経痛ですね」と、とりあえず取り繕うかのように言います。

 

 でも上記の整形外科一般論にもあるように、坐骨神経痛は症状の事であり病名ではありませんので、「あなたは坐骨神経痛です」という事は、腰痛の患者さんに「あなたは坐骨神経に沿った痛みがあるのですね」と言っているに過ぎません。

 

 坐骨神経痛と病院で言われた方は全員が診断されていないと言っても過言ではありません。

 

何故、このような事が起きてしまうのでしょうか。


それは現在の整形外科には関節の機能異常という概念がまだまだ浸透していないからなのです。」

 

と記しています。

 

これを読んでとても複雑な気持ちになるのですが…。

 

 上記の先生は「坐骨神経痛と言われた方のほとんどは仙腸関節を主とした関節の機能異常が原因と言える」との診断ですが、仙腸関節が歪んだりズレたりしているということは、要は骨盤の歪みによる坐骨神経の圧迫でしょう。

 

 当店のお客様にも「坐骨神経痛」で長いあいだ苦しんでいた方々が骨盤矯正後に痛みが解消された例が多くあります。


 仙腸関節が原因の痛みはレントゲンやMRI等の画像診断ではわかりません。
もし坐骨神経痛と言われ、なかなか治らないしつこい痛みやシビレに悩まれておられるのでしたら、仙腸関節=骨盤の歪みを疑ってみてください。

 

イラストのように仙腸関節は骨盤内の関節です。

 

 

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